ある利用者さんが、膝の痛みのため2階に上がるのが大変になりました。膝への負担を和らげ、自分で洗濯物を干したりが続けられるように、2階に上がる階段に手すりを設置することになりました。
改修箇所の確認や、見積もり・図面作成のために、業者さんと一緒に昨日訪問してきました(大工さんも同行する場合もあります)。
利用者さんの状態や動きをみて、階段にどのように手すりを設置したらよいか考えます。
設置したい場所に手すりを付けて強度が耐えられる壁か?補強のための板を追加しないといけないのか?等の条件も考慮しないといけません。
壁の素材や階段の形状によっては、希望通り付けられないことも多々あり、その場合はどうすれば解決に近づくか、代替案をアドバイスして頂きました。
今回の場合は、上から下まで片側に1本付けたかったのですが、一部に強度が無いことから、階段の上下途中で右側と左側とを入れ替えて付けることになりました。
業者さんができばきと確認し、利用者さん・家族へも説明し、大体の形がまとまりました。業者さんの建築の専門知識にはいつも感服しています。
今後業者を選定し、役所に申請をして許可が下りたら工事の運びとなります。
介護保険の中には「住宅改修」という項目があり、手すりの設置や床段差の解消等が対象となります。20万円を限度に改修費用の7~9割に相当する額が給付されます。
他にも細かいルールや諸条件がありますので、まずはお気軽にケアマネにご相談下さい。