在宅サービスの連携

 先日、同居の息子さんが緊急入院してしまった利用者さんがいました。

 家の中もなんとかつたい歩きで、外出は車いすでないとできない方です。

 一人暮らしになってしまい、身の回りの世話や食事の準備が必要なので、ヘルパーさんをお願いすることになりました。

 ご本人とも話し合い、以前から和翔苑のデイサービスを使っていたので「同じ和翔苑がいい」とのことで、ヘルパーも和翔苑で依頼することになりました。

 それから数日後、自宅内でバランスを崩して脇腹を打ってしまい、痛みが出てさらに動けなくなってしまいました。一人では危険なため、ヘルパーさんとデイ職員とでなんとかデイサービスにお連れしてくれました。

 受診が必要でしたが一人暮らしのため、担当のケアマネジャーである私が一緒に受診することにしました。

 しかし、近隣の整形外科が水曜日は休みの所が多く見つかりません。

 なんとか午後から受診可能な整形外科が見つかりました。

 入院にならなかった場合、当面一人での自宅での生活は難しいと判断。和翔苑のショートステイに打診し数日後なら入所可能と返答あり。本人と相談して、入院できなかった場合に備えてショート利用確認と入所までのヘルパーの回数追加の手配をして、本人を連れて受診に行きました。幸い骨には異常なく、痛み止めだけで済みました。

 受診している間に、和翔苑内ではデイサービスやヘルパーの責任者からショートの責任者に、本人の生活状況等の必要な情報を伝えてくれていました。

 その結果、今の状態と生活状況を考えると、少しでもショート入所日が早い方が良いとのことになり、再調整して2日ほど繰り上げて入所できるようにしてくれていました。デイ、ヘルパーもそれに合わせて時間変更をしてくれていました。

 普段から同じ法人内の各在宅サービスとの連携はしているのですが、こういう緊急対応の場合も迅速に適切な連携が取れて、ケアマネとしても利用者さんの一番良い形にしてもらえてとても安心することができました。