新型コロナ感染状況に伴い開催の是非が問われた、2020東京オリンピック・パラリンピックが先日閉幕しました。
いつもは楽しみに見ているオリンピックですが、今回は忙しく、自国開催にも関わらずほとんど見ることはありませんでした。
そんな中で、ひとつ興味が湧いたニュースがありました。
視覚障がいのサッカー種目「ブラインドサッカー」の日本代表チームのユニフォームが、サッカーのオリンピック男子・女子代表と同じデザインになったことです。
健常者のサッカーは「日本サッカー協会(JFA)」の各年代各種目等の日本代表があり、全て同じ代表のユニフォームです。
でも障がい者サッカー団体のユニフォームは、日本代表でも今までオリンピックや国際大会では、サッカー協会の代表と別のユニフォームを着ていたのです。
「障がい者競技であろうとサッカーの日本代表なら、全て同じユニフォームにしたらいいのに」と疑問に思っていましたが、選手達からも同様の声があったようで、同じサッカーファミリーとして統一できないか、数年前から取り組みをしていたそうです。
JFAとは別に7つの障がい者サッカー団体(知的障がい、電動車いす、聴覚障がい、ブラインドサッカーなど)があるそうで、スポンサーやユニフォームのメーカーが違っていたのをまず統一し、東京オリンピックでJFAと同じ物になるまで数年かかったそうです。
オリンピック以外の大会ではスポンサーの問題などまだ障壁(バリア)があり、今後どうなるかは不明でしたが、少しずつでもバリアフリーできるような社会になっていければいいな、と思いました。