今年の8月で、77回目の終戦記念日を迎えました。
城東地域である墨田区では、3月頃に利用者さんから東京大空襲のことを聞くことが多くあります。
終戦記念日のある8月も、少数ですが戦争の話を利用者さんからされることがあります。 先日は、戦時中満州に渡っていた方の話を聞く機会がありました。
小名木川駅から送った荷物は、結局満洲に届かなかった。
戦争が終わり、満州から命からがら引き上げてきた。
博多の港に着いたが、赤痢患者が出て2か月船の中で隔離された。
とにかく大変だった。
今は平和な時代で良かった。
戦後墨田区に住んでからの話はたくさんして下さいましたが、戦中の話はあまり詳しくは語って下さいませんでした。
しかし戦時中満州で少年時代を過ごされた利用者さんの、大変さだけは伝わってきました。
利用者さんの今の平和な生活を支えられていることに、改めてこの仕事の責任の重さを痛感しました。